自宅でできる 誰でもできる 暮らしを支援

一般財団法人 在宅ケもの・こと・思い研究所

理事長の挨拶MESSAGE

その人らしい在宅ケアの
実現を目指して

一般財団法人
在宅ケアもの・こと・思い研究所
理事長 菊地眞
  • 当財団は、在宅ケアに関する製品やサービスがどなたにとっても使いやすくなる事を目指して2017年に設立いたしました。

    医療、介護、予防、住まい、生活支援の一体的な提供による地域包括ケアシステムの構築がすすめられている我が国では、高齢者をはじめ、かつては在宅で生活することが困難と思われていたさまざまな疾患や経過(慢性期・急性期・終末期・予防対策期)、状態、重症度(軽度~重度)、障害、難病などを有する方たちが地域に暮らしています。この現状を支える重要な要素のひとつとして、自助具、生活用製品、また医療や介護等のサービス提供に必要な医療機器等が、セルフケアの質やQOL(quality of life、生活の質)の向上において適正に在宅ケアの一端を担うことが期待されています。

    いわゆる団塊世代が75 歳以上になる2025年に向けて医療と介護に対するニーズはますます増大します。2018年度の診療報酬改定時には6年に一度の介護報酬改定も同時に行われ、2025年に向けた体制構築において重要な意味を持つでしょう。医療と介護の連携がより図られ、地域包括ケアシステム構築の推進強化が検討されるなか、地域におけるその方らしい暮らしを実現する在宅ケアのあり方により一層の期待が寄せられます。

    住み慣れた地域で自分らしくいきいきと。これには患者様や利用者様の気持ちを大切に考え、そのおひとりお一人の生活の場に馴染む製品やサービスが必要です。当財団はその普及を目指して在宅ケア特有のニーズや思いを当事者や関係者、製造業等や一般の皆さまと共有し、豊かな在宅生活の実現を目指します。